所司代手留帖
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2012/01/25(Wed)
漫画みたい
ミツルギ
テニス全豪オープン準々決勝見ました。
錦織圭選手、惜しかった。
ところで、いつも錦織選手を見て思うのが、「あのマンガのまんまだな〜」と。
おそらく30代後半以上の方で御存じの方多いかと思いますが、塀内夏子(当時:真人)さんの『フィフティーン・ラブ』というテニス漫画。かれこれ四半世紀ほど前?
主人公は日本人の少年・松本広海。ヒロミはもともと陸上をめざしていたのに、あるきっかけからテニスの世界に。足の速さと強力なフォアハンドを武器に、日本を飛び出して世界を舞台にして活躍します。
そのヒロミが渡米して所属していたのが、ニック・ボロテリ・アカデミー。アカデミーやオレンジボウルで出会うライバルたちと公私ともに切磋琢磨して、大事件やほのかな恋愛とかもありますが、最終回ではウインブルドンで優勝、という結末を迎えるわけです。
なので、錦織選手を初めてTVで見たとき、「ヒロミが実物になった!」と思えましたね。
二十年以上経っても、漫画を思い出すというのは、それだけ当時インパクトがあったのですよ。テニス漫画として海外を舞台にするという設定が珍しかったし、社会的にも考えさせられる内容もあったりして。
先見の明あり、と申しましょうか今でも塀内先生はサッカーやフィギュアスケートなどを題材に活躍されてますが。
ようやく、あのとき夢見たこと(日本人アスリートが真の意味で世界の大舞台に立つ)が現実のものになってるんだなあと実感します。
サッカーもそうですけどね。
それにしても、専門家以外のニュースの報道や解説のつたなさ、コメントの薄っぺらさがイタイと思うのは私だけでしょうか……。あまりにもテニスで一試合勝つことの難しさやバックボーン、文化などに無関心すぎるコメンテイターが多すぎる。
もう少し勉強して欲しいですね。
2012/01/20(Fri)
更新しました
ミツルギ
DIO・FIRE!D.O.M「楽園の天使」第6章6話
明治とのさま探偵帖・怪奇妖異篇「泣き清姫」第1話
を更新しました。
「楽園の天使」は第6章終りです。また次回から場面が変わりますが、異端審問官の運命やいかに……というところ。出来れば早く次のシリーズに入りたいんですが、なかなか進まない。
「泣き清姫」は、BLではありません(笑)。タイトルの意味はおいおい判るようになってます。
どうやら風邪をこじらせてウイルス性気管支炎になっていたようで、空咳と鼻水がまだ残ってます。呼吸する空気に気温差が出来ると急に咳き込むアレです。
結局ひと月まるまる体調絶不調で過ごすということに。
しかし、なぜか外見はいつも元気そうなんですよ、自分(笑)。
2012/01/12(Thu)
最近読んだ本
ミツルギ
最近読んだ本。というか、漫画多いな(笑)。体調悪かったから。
『ソムリエール』第19巻 城アラキ・原作 松井勝法・漫画 堀賢一・監修 (集英社 2012年)
家族がテーマの巻。
ワイン造りとは何だろう?とつねづね思っているのですが、一つはやはり「家族」につながるといえるでしょうね。
ビオディナミの先駆者であるブルゴーニュのドルーアン家を見てもよくわかりますが、ワイナリーに働く人間は血縁もそうでない人間も、みんなファミリー。家族お互いの支えなしにはワインは造れない。
日本の農業も同じです。日本酒も同じ。
農業こそ、家族の絆を強める仕事だった。人と人の繋がりを再認識するには、重農主義とはいいませんが、農業の大事さを謳うべきかと。
『とりぱん』第12巻 とりのなん子 (講談社 2011年)
読者投稿にスズメの話が多いので嬉しかったです。やはりいちばん人の生活に近いなあ。
『山風短 忍者枯葉塔九郎』 山田風太郎・原作 せがわまさき・漫画 (講談社 2012年)
昔、「大いなる幻術」というタイトルで水木しげる大先生が漫画化しておられました。
水木漫画のひょうひょうとした感じがよかったので、面白みはイマイチでした。キャラクター造型は好きです。
『花に染む』3 くらもちふさこ (集英社 2011年)
第一部完結。うーん……安直に感想が出ない。なんだこのもやっとした感じ。
『奇妙な賽銭 公事宿事件書留帖18』 澤田ふじ子(幻冬舎時代文庫 2012年)
いずれも心映えの美しい少年や純愛や、市井の人々のつつましくも輝いている話です。
作者の視線の優しさでしょう。
時事問題も織り込んでいるところが、このシリーズが長く読み続けられている秘訣でしょうか。
『菓子フェスの庭』 上田早夕里 (ハルキ文庫 2011年)
『ラ・パティスリー』の五年後を描いた続編。恭也が帰って来た!どういうわけか、夏織の気持ちになってしまいますね。恋愛モノは苦手ですが、こういう雰囲気の話は大丈夫。
今回はスイーツ嫌いの百貨店企画部の男性が夏織の菓子に出会って変化していく心模様が丁寧に描かれてます。
ハピーエンドのお決まりの恋愛パターンではなく、よりリアルな純愛だから読めるんだと思います。
ドラマ化してほしいという気持ちもありますが、役者さんを選びそうだな、と。
2012/01/06(Fri)
恭賀新年
ミツルギ
旧年中はまことにお世話になりました。本年もどうぞよろしくお引き回しのほどを。
皆様のご多幸をお祈りします。
この世界に心地好い風が吹きますように。
DIO・FIRE!D.O.M「楽園の天使」第6章5話
を更新いたしました。
「万年筆」ここで謎解き終わりです。
年末から正統派の風邪でやられていました。不可抗力。症状が出ているときはすでに遅し、なので自分の免疫力に頑張ってもらうしかない。結局、増悪と寛解を繰り返し一週間以上ズルズル……な感じの現在です。
何といっても健康はありがたいものです。
2011/12/26(Mon)
更新しました
ミツルギ
DIO・FIRE!D.O.M「楽園の天使」第6章4話
を更新いたしました。
今年最後の更新になります。新撰組、明治モノは更新出来なくて申し訳ありません。。。
ひと山過ぎました。来年も早々に仕事が始まりますので落ち着きませんが、皆様今年も御訪問下さいましてありがとうございました。来年も宜しくお願い申し上げますm(_ _)m
誰もが言う「あの日を境に変わった」という言説は、私にはとてもリアリティを感じられない。「絆」という文字も目に入らない。いったい何が変わったのか?それ以前に何か信じていたものがあったのか?
だから、3.11に関する一連の報道に違和感を覚えるのだろう。出来事そのものは、非常にショッキングであり、悲しいことでもあり、真摯に受け止めるべき真実であった。
それも、以前に阪神大震災で経験しているハズだったのだが。
首都圏に通勤している人が4時間歩いて帰って疲れた、二度とご免だ。ってのに幻滅した(全員が全員そうではないのですが)。
大変だったと思うけど、阪神のときもそうだったんだよ。アスファルトがひび割れた神戸の街を歩いて帰ったんだよ、みんな。
4時間、そのくらい歩くのは、かなり疲れるとしても田舎者の私には慣れている。
そういうことも想定内だ。
そうして、被災地の人は帰る家もないんだ。帰れるだけ有り難いという気持ちは?
出来事を体験してから見直す「絆」なんてもともとなかったんじゃなかろうか。そして、「絆」というものはお互いに真正面から向き合って、さらに並々ならぬ努力で築くものだ。
今から作るにはやぶさかではないとしても、その方向性がいいかどうかは判らない。
「家族」は大事だが、大事なのは家族だけではない。
家族ではない大勢の人がいるから「家族」も成り立っている。家族ではない人の御蔭で助かることもたくさんある。
「絆」もしくは信頼関係は必ずしも血縁や同族だけに限らないし、たったいま会ったばかりの人同士であろうと、相手が犬や猫や小鳥や人間以外であろうと存在するものだ(と思う)。「絆」はそれこそ地球に生きとし生ける存在同士に会ってしかるべきではないだろうか。
そうでなれけば、社会は上手くたちゆかない。
血縁、同族、仲間だけの「絆」ならば、それ以外は無益な殺し合いをしていいというのか。
世界は端的にその考えを根底にして争っているのではなかろうか。人間の本能にとって、許容することのほうが難しいから。
自分達以外の思想は受け付けない。だから排除する。
自分の家族だけしあわせなら、順調ならそれでいい。他人がどうしようと迷惑しようと関係ない。
自国以外はどうでもいい。他国が困っていようと構わない。
幼い頃貧しかった、いじめられた、壮絶な経験や思いをした人はいる。
だが、過去からのルサンチマンに凝り固まった人間、またそれを共有する仲間が、立場が変わったときに社会的弱者を虐げるのは許されざる卑怯。幾ら言葉で取り繕っても、心の中から思いやりのない人間は見る人が見れば一目瞭然。
仲間の強い「絆」が、その方向性にだけは行かないで欲しい。
と、自分らだけ勝てば弱者や敗者を足蹴にする就任したばかりの近畿の某市長とか、自分と子供だけ座ることが出来れば、他に老人や大荷物を持った人がいようが、押しのけてバスに乗り込む人たちを見て思う。
年末、御自愛くださいませ。
2011/12/12(Mon)
干支が一回りするようです
ミツルギ
何か忘れてることあったなあと思ったら。
12月12日はこのサイトの開設記念日でした(爆)。思えば2000年の同月同日に立ちあげて丸11年過ぎてしまいました。
思えば、私事でもオンライン関連でもいろいろありましたが、縮小しつつも細々と続けて来られたのは、御訪問下さる皆様のおかげです!ありがとうございます。と言ってもすみません、何も出ませんが……。
これからも細々とやっていく所存ですので、宜しくお願いいたします。。。
2011/12/08(Thu)
ああ、しんど。の年末が……
ミツルギ
急に寒くなりました。
というわけで、皆様体調にはお気を付け下さいますよう。乾燥してますしね。
『神の雫』第31巻 作・亜樹直 画・オキモトシュウ(講談社 2011年)
ローランはあまり好きじゃなかったけど、いざ一青と別れさせられるとなると、ちょっとかわいそうな気分になりました。
『江戸菊美人』(口中医桂助事件帖12) 和田はつ子(小学館文庫 2011年)
こちらは、志保の出番がないのがさみしいです。南町奉行所の友田の身に起きた悲劇が印象深かった一冊です。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(23) めぐりあい宇宙編 安彦良和(角川書店/2011年)
最終刊。アニメ(映画)と同じエンディングでした。が、やはりじんとくるものがありますね。巻末に安彦氏のインタビューがあります。
2011/11/20(Sun)
よっ、日本一
ミツルギ
極力字も書かず、PCも控えめに、家事もさぼり、仕事もゆる〜く(笑)で過ごしていたら、よくなって来ました腱鞘炎。
まだ少々痛みますが、何とか今年中には治るかも。
何はともあれ、ソフトバンク日本一めでたいな!!
秋山監督vの男泣きにもらい涙。
『狼の口(ヴォルフスムント)』3巻 久慈光久(2011年/エンターブレイン)
待ってました最新刊。
毎回のようにメインと思われてたキャラがあっさり死亡という衝撃。そしてまー、完全なカタルシスがないのがこの物語のいいところでしょう。アルベルトとバルバラ兄妹の話はよかった。何といっても、出てくる女の人の殆どが強いのがいいですね。精神的にも肉体的にも。
ヴァルター(ヴィルヘルム・テルの息子)はともかくヒルデの運命もどうなるかなあ……。
これ実写映画にしたら面白いと思うけど、どうよ。
2011/11/18(Fri)
更新しました
ミツルギ
DIO・FIRE!D.O.M「楽園の天使」第6章3話
を更新いたしました。
作中に「ミドルスクール」とか「義務教育」という言葉が出て来ます。逐一説明を入れるほどの設定でもないんでアレなのですが、この世界はヨーロッパがベースなので日本の教育制度は無視しちゃって下さい。
一般市民は、一応9年間16〜18歳くらいまでの義務教育の中で、成績が一定に達しなければ落第も留年もアリということです。成績がよければ飛び級もアリ。
学校を出たあとはそれぞれ好きな道にいってよし。
就職も専門学校もあれば大学へも行く。
ただ、一旦選んだルートを逸れるとメンドクサイのもこのルール。日本みたいに大学のどの学部を出ても一般公務員になれたり会社員になれるのではなく、法学部へ行ったら法律家になるかそれに準ずる道を進むしかない。他のことをやりながらその道を究めることは出来ます。MBAを持ちながら薬剤師になるとか、フットボール選手になるとかいうような。
政治家になるには、ルートが決まってます。叙階を受けていようがいまいが、法王庁に就職して役職に就くには必ず教会が認めた学校を卒業していないとならない。
たとえば、サフィール姉妹のうち、姉が叙階を経ていないのに枢機卿になっているのは、教会が認める最高学府の法律学校を卒業しているから(この世界では)。が、あくまで教会および政務に関する法律に携わるのみで、教皇や教義そのものを差配する職務に就くことは出来ません。法律家でもあるので、いわゆる判事や検察官、弁護士の仕事は出来ます。一般法律家ではなく、宗教裁判も扱うことが可能。
妹は修道士の資格を取得出来る学校を出ているので幾つかの叙階を経て教皇になっています。ミサや教会行事、儀式を執り行う、余人に叙階を行うことなどが可能。
一旦選択した道を踏み外すとつぶしがききにくいのはこういう制度の欠点ですが、教育と社会、職業のあり方を区別することは長所です。
大学そのものは、ウィルフリッド(アーチレリー・ブールヴァルド)のような研究者あるいは研究システムを必要とする特性を持つ職業者を育成する機関であって、免許を取得する専門学校ではないのです。弁護士や検事、教師などになるには専門学校へ行くというシステム。
なので、この世界の大学進学率は全人口の5パーセントもあるかないか。行ったらもうほぼ研究者になるしかない。また、行ける学力を持つ人はほんの一握り。何しろ私立大学は殆どないので。
しかし、研究者が偉いかというと必ずしも社会的にそういう認識ではない。学問を究める、教養があるという意味では尊敬されるが、政治家になれるわけでもなく、経済的に極端に裕福になれるわけでもない。
研究者はいわゆるノブレス・オブリージュを必要とされる「エリート」ではありません。
そういうデメリットを含めても研究しようという人間でないと専門性を持つ仕事には就きにくいようになってます。
ジョー・クリサンスマム神父の場合は、もともと化学の修士号を持つ研究者(になるはず)であって、ある事件をきっかけに大学をやめて修道士になったという経歴。
バルテュスは義務教育のみで、家業を継ぐつもりだった。
元軍人や正規の雇用ではない人間、アウトローやいったんその道をリタイアしたなどワケありの人々の受け皿にもなるのが教会という仕組み。ただし、そういった人々はノンキャリア組なので、教会的エリートになるのは非常に難しい。
……と、まあ大雑把ですが近現代のヨーロッパのそういう感じに準じてます。
今のドイツなんかでは、大学進学率は20パーセント台くらいだったと思いますが。フランスでは官僚になるには大学ではなく、もっと厳しいエリート養成の専修学校がありますし。
進学率ほぼ50パーという異常さと勉強の内容を思えば日本における大学という存在も、昔からある本来の姿に戻るのがよさそうな気がします。
2011/11/08(Tue)
息抜きに読んだ本
ミツルギ
『霧の塔の殺人』大村友貴美/角川文庫(2011年)
藤田警部シリーズ第三弾。
「横溝正史ミステリ大賞」が、この第一弾だったのですが、これは横溝風の猟奇殺人は表面的であって、中身は別物のようです。現代社会の暗部を照らし出すというところは共通するのですが、よりリアルといえばリアル。
おそらく映像的なものを意識しているからなのかもしれませんが、視点がころころ変わるのが読みづらかったです。
『人生に生きる価値はない』中島義道/新潮文庫(2011年)
戦う哲学者中島先生のエッセイ集。
読んでいると働きたくなくなるのが欠点?
しかし、先生の人間に対するやさしさも確実に感じられる本です。否、むしろやさしいからこそ戦うのではないかと。
意外に思ったのは、中島先生も花見をするんだなあ、と。私は現代人風の花見って嫌いなもんで。
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